昼も夜も2千円でフグを堪能! 下関大丸の「春帆楼茶寮」(下関市竹崎町)

ふらっと入ったお店でフグ料理を食べて、どれもおいしかったなぁ♪と思っていたら、歴史ある名店の支店でした。

春帆楼(しゅんぱんろう)とは?

春帆楼は、山口県下関市にある老舗の割烹旅館。

明治時代に伊藤博文のすすめで開業、日清戦争の講和会議の際に会場として使われた歴史をもつ名店です。

また、古くから禁止されていた河豚食(フグを食べること)が解禁されるキッカケとなったエピソードも知られています。

ふぐ解禁、ふぐ料理公許第一号店に

明治20年(1887)の暮れ、当時初代内閣総理大臣を務めていた伊藤博文公が春帆楼に宿泊した折、海は大時化でまったく漁がなく、困り果てたみちは打ち首覚悟で禁制だったふぐを御膳に出しました。

豊臣秀吉以来の河豚禁食令は当時まで引き継がれ、ふぐ中毒が増加するなか、法律にも「河豚食ふ者は拘置科料に処す」と定められていました。しかし禁令は表向きで、下関の庶民は昔からふぐを食していました。

若き日、高杉晋作らと食べてその味を知っていた伊藤公は、初めてのような顔をして「こりゃあ美味い」と賞賛。翌明治21年(1888)には、当時の山口県令(知事)原保太郎に命じて禁を解かせ、春帆楼はふぐ料理公許第一号として広く知られるようになりました。

春帆楼茶寮(しゅんぱんろう・さりょう)とは?

わたしたちが行ったのは、本店ではなく「春帆楼茶寮」という店舗。春帆楼が運営する創作和食のお店で、フグ刺しやフグ料理も楽しめます。

場所は、下関駅直結の「下関大丸」7階のレストラン街。

交通の便がよく、お手頃価格でおいしいフグ料理が食べられる 貴重なお店です。

春帆楼茶寮大丸店のメニュー(一部)

茶寮ふく御膳 2,160円
鯛茶漬け 1,300円
週替御膳(昼限定) 1,000円

この他のお食事(御膳、会席など)は、1,620円~4,320円。

単品:
とらふぐ薄造り 1,080円
ふぐ唐揚げ 864円
お刺身三種盛り 864円
天ぷら盛り合わせ 864円
茶寮茶漬け 648円

など。価格は税込です。

(※ 2018年6月時点の情報です。最新の情報は → 公式サイト でご確認ください。)

「茶寮ふく御膳」でフグを堪能!

下関でフグを食べるとなると、1人ン万円かかるものだと思っていたので、行くなら一大決心をしてからだな(まだ心の準備が…)と思っていたのですが、1人2千円台で堪能できてしまいました。

注文したのは「茶寮ふく御膳」。(下関では、「ふぐ」のことを「ふく」というのだそう。)

内容は、

とらふぐ薄造り
ふぐ汁
ふぐ飯
ふぐと野菜の天婦羅
小鉢
和風デザート







どれも美味しくて … しあわせ♡

まとめ

昼も夜も2千円でフグ刺し&お料理を堪能できる「春帆楼茶寮」。

お手頃価格で美味しいフグを食べたい人みんなにオススメしたい名店です。

「春帆楼茶寮」下関大丸店
 山口県下関市竹崎町4-4-10 下関大丸7階
 083-235-8029

関連サイト
 春帆楼茶寮 下関大丸店(公式サイト)
 下関大丸 レストランのご案内